キャリア メンター ネットワークは、将来性ある若者のキャリア形成をサポートします

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新年ごあいさつと極秘プロジェクト大公開

新しいコミュニティの構築を目指して 2018/01/07(日) 16:07

明けましておめでとうございます。

昨年(12月3日)の当ブログでは未確定な部分もあったため「極秘プロジェクトの告知」という妙な形になりましたが、いよいよ新春から「極秘」が外れてプロジェクト始動です。

新春第一弾1月19日(金)14時-16時
「専門家連携による『包括的職場診断』ご紹介セミナー」を実施します。
会場:新丸ビル10階、東京21世紀クラブメインホール(の半分)。

 

東京21世紀クラブはキャリア・メンター・ネットワークの活動拠点ですので、まずはここを皮切りにと思ったのですが、あいにく新春は会場が空いている日がほとんどなく、やっと19日にメインホールの半分だけ使えることになりました。したがって定員も少なめで20名です。

http://career-mentor.net/news/53-180119seminar.html

 

※残り数席ですが、もし定員締切の場合は次回ご紹介セミナーを実施する際の優先ご招待券をお送り致しますのであしからずご了承ください(2月、3月にも東京駅周辺でご紹介セミナーを行います)。

 

「専門家連携による包括的職場診断」というのは名前も長いですが、その中身を説明し始めるととても長い話になりますので「ご紹介セミナー」という形式を取らせていただきました。以下、背景だけかいつまんでご紹介します。

 

キャリア・メンター・ネットワークはもともと若者のキャリア支援をボランティアでやっている組織で、リーマンショック後の就職難の時になんとかしなければと思いではじめました。

その時は、大学までの学校教育ではほとんどビジネススキルを教えず、就職してから企業がビジネスの基礎スキルを教えるのが我が国の伝統的スタイルだから、とりあえず企業に正社員として入社させればあとは面倒を見てくれるだろうという考えでした。

ところが昨今は売手市場で就職は難しくなくなった反面、せっかく就職した企業をすぐにやめたり、あるいは体調不良や精神疾患などに陥るケースが増えてきました。「企業に正社員として入社させればあとは面倒を見てくれる」という前提仮説はどうも怪しくなってきたのです。

それも巷間噂されるようなブラック企業ではなく、就職人気ランキングの常連のような企業にまで、若者の早期離職や、離職にまで至らないものの体調不良、著しいモラールダウンなどを引き起こしているケースが散見されます。

さらに厄介なことに、労働市場の需給バランスが変わり極端な売手市場になったために、人材確保のための弥縫策(びほうさく)を打つ企業も出始めました。わかりやすいところでは初任給のアップ、手厚い相談体制、新人だけ残業させないなど特別扱い、等々です。

もちろん弥縫策ではなくしっかりした方針に則った長期施策の一環という場合もありますが、多くはとりあえずの緊急対策の色彩が濃く、それは四半世紀ほど前に「バブル社員」と揶揄される層を生んでしまった時のやり方と酷似しています。

長時間労働やパワハラで精神疾患に追い込まれたり、過労死自殺など起こすのは論外ですが、新入社員時代に甘やかされるのもキャリアに対して同じぐらいマイナスです。10年後、20年後を考えれば、むしろブラック企業に入って鍛えられた方が本人にとっては幸せかもしれません。

このような状況は企業にとっても若者本人にとっても悩ましく簡単な解決策はありませんが、課題が若者本人ではなく職場にある以上、そこに焦点を当てない支援はやはり的外れと言わざるを得ません。

これからの時代に職場は、マネジメントは、そしてメンターはどうあるべきかという大きな問題について、一作年から協議を始め、その過程でご相談した各界のプロフェッショナルの方々と意気投合して、専門分野連携で問題にアプローチしようとなった次第です。

新年ごあいさつと極秘プロジェクト大公開

 


各界を代表するプロフェッショナルの皆さんが相乗りで大きな宝を生み出すイメージですので七福神の乗る宝船!なお、オープンプロジェクトですので、問題意識を共有するみなさんの相乗りも大歓迎です。どうぞご紹介セミナーにおいでください。

 

http://career-mentor.net/news/53-180119seminar.html

 

 

堀口卓志

人と組織の問題に30年以上関わってきましたが悩みがつきません。
マネジメントセオリーの多くは 未だに 半世紀以上も前の米国の研究に依拠しておりますが、インターネット以降それらが次々と破壊されてきた感があります。
科学技術のめざましい発展に比べればこれは当たり前のことかもしれません。
私自身も含む旧世代は過去の知識に過度に依存せず、評論をするのではなく、自らが変化にチャレンジすることによって解決の道筋が見つかると考えています。