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専門家連携研究会SNS版のご報告(実物画面付)

新しいコミュニティの構築を目指して 2018/06/18(月) 08:25

前回メンターブログで第1回専門家連携研究会についてご報告し、その後、議論をする場として当プロジェクト専用SNS(ワークプレイス)を取り入れたことまでご案内しました。本日はその続編としてSNS上の議論から学んだことをご報告します。

当会のSNSは、Facebook社の提供しているワークプレイスというサービスを使っていますので、見た目や使い勝手はFacebookとそっくりです。


ご案内↓

プロジェクト専用SNSのご案内

 

 

説明なし誰でも使い始められるのは大変ありがたいことで、参加のハードルを下げてくれています。

専門家連携研究会SNS版のご報告

【実際の画面キャプチャ】

 

しかし、投稿がしやすいかというとそれはまた別で、自分の意見を述べるとか、質問や反論をするということについては、やはりハードルがあります。

おいしいお料理の写真や、旅行に行った先の風景などを載せて感想を書くくらいですと抵抗感もありませんが、1つの問題についての自分の意見を書くと言うのは、結構大変です。私自身、匿名でやっているtwitterならスラスラ書けることを実名のFacebookに載せるとなると10倍ぐらい神経を使います。

今回のSNSはキャリアメンターネットワーク専用ですから不特定多数の人が入っているわけではなく、組織、人事、人材、採用、などに関心の深い良識のある方々のお集まりですが、とはいえ参加者全員が知り合いという関係でもないので投稿に不安が残ります。

そのためか、サイトの中には、誰でも参加できる公開グループと、限定メンバーだけで運営している非公開グループがありますが、いまのところ非公開グループの方がはるかに投稿が多い状況です。

非公開グループは2つありまして1つは、前回の専門家連携研究会でのミーティングを継続して行うための場です。もう一つは包括的組織診断を実施する企業の方の向けの情報掲示板のようなものです。

連携専門家研究会のミーティング用グループは、「パワハラの館」と称して、嵩原弁護士に館主をお願いして、前回ディスカッションしたパワハラについての議論を続行しています。

この非公開グループはメンバー全員が全員と直接知り合いですから、比較的安心感が高く活発な議論が行われています。今は非公開にしておりますが、途中経過は公開せずに成果についてのみ発表しようと思っています。

 

実際にFacebookに非常に似たツールを使ってディスカッションをやってみて気づいたことがいくつかあります。

一つは混乱です。
キャリアメンターネットワーク版のSNSは、「パワハラの館」以外にも10個ほどのグループがあり、それぞれに投稿が入ると、各人のタイムライン上は時系列に、またワークプレイス独自のアルゴリズム(このアルゴリズムがどうなっているのか未だによく分かりません)によって投稿が表示されます。

したがって投稿されたものがどのような文脈に連なる投稿なのかがよくわからなくなってくるのです。

たとえば、問題提起があり、それに対する質問や賛同や反論があり、それをベースに少し違う方向に議論が進んだような時、そこまでの経緯を知らずに今投稿されたものだけを読むと、そこに書いてある事に対してのみのリアクション的なコメントになってしまうので、誤解が生まれたり、表層的になったりします。

「パワハラの館」内だけでもたくさんのトピックが経ち、そのそれぞれに数十個のコメントがついているわけですから、どこのどの議論の文脈に連なるコメントなのか、うっかりすると勘違いしてしまいます。

別に勘違いしても、大きな問題は起こりませんし、逆にその勘違いから出る意見が、ヒントになる場合もありますので気にせずに進めれば良いのかもしれませんが、そこはまだ戸惑いの中にあります。

もう一つの問題は投稿のタイミングで、ディスカッションと違ってひとによってその投稿を読む時間が違いますので、コメントしたいことが出てきても、話が先に進みすぎていて後から投稿するのはやりにくい場合があります。また、後からの投稿はどの投稿の返信なのか確認しないと読むほうが勘違いする可能性もあります。

このあたりは、ワークプレイスの操作に慣れれば解决する問題かもしれませんが、少なくとも現段階では少々手こずっています。

そこで実験的に、「パワハラの館」内の全投稿をまとめて時系列に並べて整理してみました。具体的にはPowerPointに投稿内容を転載(トピックごとにまとめ投稿順に並べたもの)してトピックの内容を要約した目次を作り、その目次からコメント一覧に飛んで中身を確認できるようにしてみました。

これが第一段階で、それを読んで自分自身が気づいたこと、例えば自分の発言が言葉足らずであったことや、読みながらあらたに思いついたことなど、各人が付け足してから戻していただいて、それを統合するという方法を考えています。

次の段階ではこれをすべてサイト内で完結するようにしてしていこうと思っています。具体的にどうするかは検討中ですが、すでにこの問題を解決している方がいらっしゃいましたら教えていただければありがたいです。

後はどこでも起こりがちなことですが、反論をするとしこりが残るのではないかという不安はやはりあります。私は反論されてもアドバイスをいただけたと思いありがたいのですが、中には不愉快に感じる方もおられるのではないかと不安を感じるわけです。

ひょっとしたら皆さん私と同じ考えで、全員が杞憂なのかもしれませんが、しばらく議論が進むまではお互い過剰な配慮で用心するのはどこでも起こることだと思います。

そこで議論を促進するために2人のメンバーを加えました。1人は気軽に思いついたことを発言できるK氏で、レスポンスの早さも含めて議論を促進してくれています。

もう1人は、海外在住の女性F氏でこちらも海外生活が長いせいか自由におおらかに、そしてユニークな視点での意見を投げ入れてくれます。あらためて異質性の価値を実感しました。一例をあげると、「嫌なら辞めればいいじゃない」という一見投げやりな意見が起点となり、これまで議論の対象となっていなかったパワハラの背景問題に対する建設的なディスカッションができました。

たぶん来月には、キャリア・メンター・ネットワークとしてパワハラの具体的対処策がまとまると思います。

同時に、SNSを活用したディスカッションのノウハウも溜まっていきますのでこれもまたいずれご報告します。

 

専門家連携による「包括的職場診断」
ご紹介セミナー
(6月28日・東京)

日時:2018年6月28日(木)13:00-17:45    
会場:東京都 西新宿 麗澤大学東京研究センター
 (新宿アイランドタワー4F)

第1部:包括的職場診断ご紹介セミナー(13:00-15:00)
第2部 : 専門家連携研究会(公開)(15-15-17:45)  
第3部 : 懇親会 (18:00-20:00)(参加自由)      

参加費:第1部、第2部は参加無料。 第3部 5,000円

詳細はこちらから

 

堀口卓志

人と組織の問題に30年以上関わってきましたが悩みがつきません。
マネジメントセオリーの多くは 未だに 半世紀以上も前の米国の研究に依拠しておりますが、インターネット以降それらが次々と破壊されてきた感があります。
科学技術のめざましい発展に比べればこれは当たり前のことかもしれません。
私自身も含む旧世代は過去の知識に過度に依存せず、評論をするのではなく、自らが変化にチャレンジすることによって解決の道筋が見つかると考えています。