定員20名の会場にむりやり24席詰め込んで満席という状況で、出だしは申し分なかったのですが、調子に乗って欲張り過ぎました。上手くできると過信があったのが最大の敗因です。
講演もずいぶんやってますので、上手く行かなかった経験もありますが、ここまで中途半端に終わったことは記憶にありません。期待を持ってご来場いただいたみなさまには、誠に申し訳ないことをしました。
私の責任であり言い訳をするつもりはありませんが、楽屋裏の話を少々。
今回は2時間の設定でした。導入、質問掲示板システムの説明、理事長ごあいさつまでで15分、賞味1時間45分です(うち15分は診断の質問内容の具体的説明:三木理事担当)。
その1時間半に、昨年3時間半で実施したセミナーと、新たに作成した2時間のセミナーを合わせたもの、時間にして5時間半、スライド枚数にして160枚を押し込もうとしました。
当然そのままでは入り切らないので事前に108枚まで絞りましたが、もちろんそれでも入り切らないことはわかっていました。
ただ、質疑応答が活発でインタラクティブな雰囲気になればいいなと強欲なことを考えておりましたので、質問の出方によってどちらにでも話が振れるように1.5倍ほど準備した結果108枚残ったのです。
つまり、当初から全部は入り切らないので状況を見てどちらかを少しカットしようと考えておりました。20人程度ですから臨機応変に対応出来ると踏んだのです。
ところが前日に大変お世話になっている方から「ちょっと時間が空きましたので見に行きます」ご連絡をいただきました。今回のプロジェクトでは大変世話になっている方で、プレゼンテーションの中でもそのことに触れる部分も用意してありました。しかし、当日の成り行きではその部分はカットしなければならないかもしれません。
ここでヨコシマな気持ちが働き、その部分がカットにならないように前に持ってこようと、話の順番を入れ替えたのです。先に話してしまえばカットにはなりませんので。
このあたりから少しずつ狂い始めました。
途中で、ご参加のみなさんにお伺いして診断の詳細説明の部分15分をカットしたり、さらに事例を飛ばしたりしましたが、ご質問も入って(こちらが質門をして欲しいとお願いしてますので当然です)、結局時間の計算を間違って、最後の部分がはみ出してしまいました。
だいたい時間にして15分程度。しかしここが重要なところですからまったく中途半端な終わり方です。
私自身は、みなさんと対話ができてとても参考になり嬉しかったのですが、おいでいただいたみなさんにはほんとうに申し訳ないことをしていましました。
取り返しのつかない失態ではありますが、どうやってリカバリーすべきか緊急対策を思案中です。
「失敗から学ぶ」といいますが、今回はそれを本当に実感しました。たぶん成功した(と自分で思っている)講演会100回分ぐらいの学びです。
捲土重来を期してリベンジ(自分に)セミナーをやりますので、次回是非おいでください。