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第4回 海外でチャンスをつかむ

海外就職女子ららら♪ 泣いて、笑って、夢を見て 2015/02/14(土) 10:07

こんにちは。
シンガポールの働くママ、Alexです。

20代の頃、新幹線で移動中に「将来の自分」を連想ゲームのように、紙に書き出したことがあります。

一人遊びなので、


「将来の自分」-「海外で暮らしてみたい」-「英語」-「ワーキングホリデー」
  -「留学」-「お金」 
       -「家族がいる人生」-「彼氏を見つける」-「結婚」 
       -「自分のビジネスをしたい」-「日本を元気に」「海外展開」
                     -「家業を継ぐ?」
                     -「創業する」-「何する?」 


などなど、思いつくことを何でも線でつなげて、ツリーのように書き出します。最初はうわ~っとツリーが膨らんで、紙が足りなくなるくらいにアイディアが広がったのですが、その後、次第にどのトピックスにも共通項(キーワード)があると気が付きました。最後は、あれだけ広がったツリーなのに、2~3個のキーワードに絞られました。

1時間ほどの一人遊びでしたが、15年経ってもまだ思い出すほど、密度の濃いワーク。今となっては、あてもなく描いていた「海外に出たい」「家族がいる人生」というボンヤリした夢は手が届きました。今は次のステップを目指しているところです。「海外で夢をかなえる」と言うと恰好いいのですが、海外にいることが常態なので、単に、たまたまいるこの場所で「夢をかなえる」ための毎日だ、と開き直って毎日を過ごしております(*^^*)

私のキャリアは、まだ全然うまくいっていませんので、今日は、お友達の事例をご紹介させていただこうと思います。

彼女は日本で会計士として数年仕事をし、「海外で働いてみようかな」と、求人に申し込み、スカイプで面接をして仕事を得て、シンガポールにやってきました。もともと「経験のために2年くらい働いてみたい」という初期設定。 
こう言っては何ですが、シンガポールで彼女が得た仕事は、会計士としての経験や専門知識は必要ながら、「その仕事がキャリアアップになるか?」と問われれば、かなりビミョー。単に日本に戻った時に「海外で働いていました」とは言えますが、「仕事に充実感を求めない」と決めないと、やっていけない内容のように見えました。ただ、素晴らしかったことは、本人に向上心というか、欲がなくて、「別に海外で働いてみたかっただけだから、仕事に面白味とか求めていないし」というマインドセットだったので、仕事に不満もなく、シンガポールにいる時間を、とっても楽しんでいるようでした。

そんなある日、彼女にポコッと運と縁がやってきました。

ジャパンオフィスで急遽ポストに空きが出て、彼女は、その求人に必要な会計士の資格と、必要とされる経験年数とを併せ持ち、かつ、その上司と仕事をした縁もあり、あっさりと彼女の人生プランが実現できたのです。
「シンガポールで2年経ったので、そろそろ日本に帰ろうかな?って時だったので、帰国する時に次の仕事のあてもあるし、会社も世界的な大企業だし、今までの仕事やポジションとのつながりも途切れないので、ラッキーでした」と、願ったり叶ったり。

そんな彼女からご報告を頂いて、Alexはとってもびっくりして、そして、とっても嬉しくなりました。

うわぁ・・・・おめでとう!! 
海外で大企業に就職して、転籍する形で自国に戻れるなんて、沢山の人が夢見ているけど、なかなか手にできない強運よ~!!よかったね~!! その上、世界的な大企業の日本支社勤務なんて、日本にいても、なかなか就職できないわよ~☆

彼女も、とっても嬉しそうでした。ものすごい幸運です。
勿論、彼女は、ただラッキーだっただけではありません。

過去の積み重ねで、必要な条件を兼ね備えた状態で、その時・その場所にいて、かつ、彼女だからこそ選ばれたのだと思います。「海外で働いてみよう」と、片道切符で海外に出たはずが、帰り道のチケットもゲットして、予定通りのタイミングで、今までよりずっと大きな会社の相応のポジションで、日本に戻れる。彼女は、ある意味、海外でチャンスをつかんだ一人だと思うのです。

キャリアとは、どこでどうジャンプするか、見えないものだな、と実感しました。
Alexも、いつでも運が舞い込んできても良いように(←待っているところが欲深い☆笑)、日々の仕事に文句を言わず取り組むことで、自分の未来の土台を作っていきます。

来月は、少し「キャリア」から話題が離れますが、ネットワーキングについて。
保育所で、先生たちや他の保護者と親しくなっていく人たち、一線を画している人たちの違いについて、事例をご紹介しようと思います。