◆ 面接官はどんな人?と考えたことがありますか?
1.面接に行くと、誰でも緊張します。面接官も緊張します。
面接をする側も、面接にどんな人が来るのか分からないので、少しは緊張します。
顔は写真で見ているけど、体格も背の高さも服のセンスも、笑顔が多いのか、疲れている顔なのか、何も分からず、職務経歴だけを事前に把握してお会いしているため、やはり最初は緊張するものです。
2.面接は楽しい場面ではありません
面接に行くということは、初めて会う人に自分が何者かを伝えることであり、場の雰囲気に気を遣いながら、面接官に良い印象を持ってもらわなければならない30分~1時間を使うことです。本当に疲れます。
面接をする側も、面接に来る人達から会社に合う良い人を見つけていかなければならず、面接を通過させたのに次の面接官から「ダメだったよ…」とか聞かされる分には良いのですが「オマエ、何見てんだよ」なんてことになると、大事な仕事の一つですから、評価にも影響しますし、ちょっと期待できそうな人材であれば尚更のこと緊張しています。
3.厳しい雰囲気を持った面接官はどれくらいいる?
面接官には、厳しそうな人と優しそうな人がいます。やはり厳しそうな人が面接官だと、より一層緊張していまいます。
では、面接官は、なぜ厳しい顔をして面接をしているかを考えてみると、様々な可能性があります。
朝、家族と喧嘩した。
昼、上司から怒られた。
夜、19時から面接だけど、同期が18時半から飲み会をやっている。
最近、子供が構ってくれない。
ここ2か月、良い人材が採用できず、現場から文句を言われている。
新卒採用の時期、今日はこれで6人目だよ、面接…
面接官も人間ですから、面接官も多くはサラリーマンですから、採用だけが仕事ではないため、いろいろな要素が考えられます。
面接を受けている時に感じる恐怖は、本当に面接官が故意に与えている威圧感によるものなのでしょうか?
面接を受けに来たという緊張感から生み出した妄想かもしれませんね。
.
◆面接を楽しめるようになることが重要?
1.~3.のようなことを書くと、面接官を楽しませたら面接が通過できるのではないか?ということになります。
概ね正解です。
面接官が楽しいと感じる候補者が来ると、何となく合格にしたくなるものです。
では、面接官は、どんなやりとりがあると、楽しくなるのでしょうか?ここが大きな問題です。
ここには、正解がありません。面接官が何に責任を持っているのか、何を成し遂げるために人材を採用しようと考えているのか。そういう点を面接で聞き出すことができれば、きっと面接という一瞬の出来事を楽しむことができるようになるかもしれません。
そして、そのような投げかけができれば、面接に疲れている企業の方々も積極的に話し出すかもしれません。
.
◆ 面接を楽しめるようになる要素は面接のためにあるわけではない
面接を楽しむようになるためには、様々なトレーニングが必要になりますが、そのトレーニングは、面接を受ける人と応募する企業、事業、業務、職種が組み合わなければ実現できません。
そのために多くのトレーニングを受けることが重要かというと、きっとどの技を使うか考えている間に、場の雰囲気に呑まれて時間を終えてしまうかもしれません。
ここで重要な要素となるのは「バイアス」を知ること、「自分の会話の癖」を知ること、「やりたいことを上手く伝えるために他人に聞いてもらう」こと。になると思います。
次回は、上記3つのポイントについて、簡単にまとめていきたいと思います。