前回第2回は就活時代を振り返らせていただきました。
今回は新入社員時代を書かせていただきます。
ラクをして1社だけの就職活動で内定を得たのですが、
今思えば、もっと複数社にチャレンジをして、企業社会を
知っておいた方がよかったと思ってます。
15年前に入社した某コンサルティング会社は良い意味でも
悪い意味でもトップが戦略、商品開発、組織構造、人事、
評価処遇を決める会社でした。つまり会社の財布はトップ
一人が握っているような会社でした。
そして、絶対的な売り上げランキング至上主義。四半期の
昇降格は数字目標達成によるもので、8割未満の未達状況
でも「なんとかして」達成することが求められました。
入社1年目の営業社員も10年クラスの先輩社員と同じ
「番付表」と呼ばれるランキングに乗せてもらいます。
番付表は全社員に配布され、それを見て誰が頑張っている、
誰が頑張っていないと数字を元に社員を語るのでした。
そんな会社です、半端にも研究者を目指していた私は
リアリティギャップを毎日味わうことになりました。
最新の行動科学のコンサルティング会社という「妄想」は
半世紀前の古典的理論を使っているという現実であったり、
一日の目標面談5件できないと会社に戻れないため、未達
なら夜20時まで公園で過ごし、先輩から電話があって
ようやく帰ることができ、その後終電まで未達の振返りを
する…まさかの連続の日々でした。
初めて自分のチカラで受注したセミナーも、クロージングを
手紙を持って夜討ち朝駆けしてという、今ではありえない
(ありうるのでしょうか?)スタイルでの営業によるもの
でした。
ああ、思い出したくない記憶がたくさんあふれてきます。
毎日ヤケ酒をするようになり、その後のアルコール依存の
はじまりの時期もこの頃でした。
今回はここまで、次回第4回は営業マン時代は、より寒い
身震いする内容をお届けできるかと思います。