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第23回 知られてナンボ

一歩ずつ、前に進もう 2017/06/12(月) 09:00

こんにちは。CMNブログ第二週担当の水谷弘隆です。

皆さんは、自分を知ってもらう活動をしていますか。

独立して、自分自身の力で事業を行う立場になると、お客様に存在を知ってもらうことが、売上、利益を得るための、特に零細事業者にとっては、「全て」と言っていいかもしれません。

 商品を買うとき、店頭で初めて見るメーカーのものと、有名メーカーのよく知っているものとどちらを選びますか。ネット上で情報共有が容易な昨今では、「情報の非対称性」(一方だけが情報を持っていて、もう一方は他方から提供される情報のみで判断せざるを得ない不公平な状況)がかなり解消され、消費者側も「ブランドネーム」のみには惑わされずに賢く「良くて安い商品」を探して選択するようになっています。

でも依然としてブランドの力は強い。商品力で負けていても知名度で勝てばトータルで競合に勝てる可能性は高いのです。

だから企業は広告宣伝活動にお金をかけるのです。

第23回 知られてナンボ最近、毎回書いていますが、僕は「中小企業診断士」という資格で中小企業、小規模事業者仕事をしています。前回、経営者の間で中小企業診断士の認知度が低い、と書きました。職業そのものの知名度が低いのは、それに特化してビジネスをやろうとしている僕にとっては大きなチャンスです。市場は競合(同業者)との戦いの段階に至っておらず、むしろ同業者と共闘して市場を活性化させねばなりません。

独立してからの2年間、僕はひたすらアナログで自分を知ってもらう活動、すなわち地道な人脈を続け、昨年あたりからようやく「人脈からの紹介」という形の販路ができ上ってきました。

しかしこれ以上のビジネスの発展、成長のためには「もっと広く知ってもらう活動」が必要です。「知っている人からの紹介」だけでなく「知らない人が僕のことを知って、依頼してくれる」形が完成すると理想的なのです。その過程では、自分自身の価値を発信するとともに「中小企業診断士」を世の中に広めていく努力も行って市場そのものの拡大も目指したい。

話は変わりますが、僕はかつて、イギリス留学中の毎日についてブログを書き綴っていました。自分の人生における貴重な時期を記録する目的が主でしたが、イギリス留学中のリアルタイム発信はイギリスMBA留学を目指す人、サウサンプトン大学に興味を持った人には貴重なコンテンツになったようで、「知らない人」からのコンタクトがたびたびあり、(必ずしも僕がきっかけではないと思いますが)その後実際にサウサンプトン大学に留学した人も複数いて、現地や日本でお会いすることができました。ブログを書いていたからこその出会いでした。

さらに遡ると、僕が会社派遣で留学できたのは、仕事を頑張って、他部署との連携も積極的に行って、英語を鍛えて準備を整えたうえで、勇気を振り絞って「応募する」決断をしたからです。応募しなければ、大きな会社の中ではなかなか(経営層に)知ってもらうのは難しい。

経営者、独立事業者だけでなく、サラリーマンも社内で知られてナンボ、待っていてもチャンスは決して訪れないのです。その気になってアンテナを張れば、会社の中には自分をアピールできる機会がゴロゴロ転がっているはずです。自分には関係ないと思っていれば見過ごしてしまいます。動いている人には人は注目します。

当社は5期目(事業開始からは実質3期目)に入りました。
これまで着手していなかったウェブでのマーケティングを本格展開します。オウンドメディア(自社メディアでのブログ)、メルマガ、動画とリアルのセミナーを組み合わせて全方位でブランディング、集客活動を展開します。ようやく重い腰を上げて。