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キャリア形成をさまざまな視点で見つめます

 

こんにちは。Alexです。

動ける人

先日、大学3年生からご連絡をいただきました。

大学教授をしている先輩からが『夏休みを使って、海外で働く道を模索したい。シンガポールを考えている』という学生がいます。きちんとした青年です。シンガポールについて、教えてください」と問い合わせをいただきました。

 

 

「滞在中、小さくてよければ一部屋貸しますよ。ワーキングホリデービザが取れるなら、短期間バイトで、私の会社で雇いますし。海外で実際に働いたほうが、良い経験にもなるし」とお応えしたことがきっかけで、結局、今年の夏休み、その青年は我が家にやってくることになりました。「直接会ったことがない人を家に泊めるのは、いかがなものか?」という不安はありますが、紹介してくださった方を信用して、お受けすることに。

電話でやり取りをする中で、今のタイミングでしか掴めないチャンスに、「わかりました。俺、やります。」と言った思い切りに、意思の力を感じました。青年が「今年の夏休みは、人と違うことをやったぜ!」と思える経験になることは、間違いないでしょう。

私は、その人が「何を語るか」よりも「何をするか」を信用します。

ですから、この学生が次のステップ(自分でビザ申請をする)にむけて動けるか、楽しみです。

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一方、人のことだけでなく、自分自身のことも。

今年のテーマは、頭の中も物理的にも「大きく動いて枠を広げる」。いくつか理由が重なって、ロンドンに行くのは今が絶妙なタイミング。でもお金がない。どうしよう。一人で行くか、家族を連れていくか、迷う。「いつか、家族で」って、本当に連れて行ってあげられるかな?でも、いつ?「いつか」なんて、絶対に来ないんじゃないの?私が迷う理由は、予算が限られていることだけ。もしかして、来年は、誰かが病気やけが、事故があって、二度と家族でロンドン旅行はできなかもしれない。

「ええい、行ってしまえ。帰ってから、さらに節約を頑張ろう」。

私にしては珍しく、1か月半迷ったのちに、家族3人でロンドンへ飛び立ちました。

動ける人

 

相当悩んだものの、ロンドンの到着すると、奇跡的な快晴で、毎日が絵葉書のように美しい。ロゼッタストーンも、ミイラも、ゴッホのひまわりも、ルノアールの絵も無料で見られるし、グリニッジ展望台の丘で、歴史的な意味合いと世界への影響を与えた彼らの成果に感激。無料で接することができる歴史や芸術の幅が広いことにも感動。私の関心は「食」なので、お友達の支えのもと、毎日ささやかに、見たかったもの、調べたかったものを発見し、堪能しています。

動ける人

 

今回、約10日間、大学時代の友人宅に宿泊しています。今回、「Alexがロンドンに行くなら、私も行きます」「Alex家族がいるんだったら、せっかくだから、私も行ってみようかな」という共通の友人も現れ、結果として、彼女の家に5人が泊まる・・・という雑魚寝ぶり。(受け入れてくれるお友達の許容力、それぞれイギリスに飛ぶために、何十万円も旅行に費やした友人たちには大感謝)

 

動ける人

ロンドン在住のお友達には「こんなに迷惑かけてごめんね。でも、ありがとう。おかげで楽しんでいるよ」と言うと「Alexは、基本的にケチじゃないしさ。昔から、いろんな人に貸しをつくってきたんだから、これから回収していったらいいんだよ」と意外な回答。真意は、彼女が「40歳を過ぎ、専門分野で世界一の大学院に自費留学し、その後ロンドン駐在員として責任ある仕事を任されるに至った現在」を作ったきっかけがAlexだったからだそうで。(実際、チャンスを作ったのも、つかんだのも彼女自身がアクションを起こした結果です)。Alexにはできなかった、駐在員として保障された生活と、そこで成果を上げてキャリア的ステップアップも実現。さらに栄転が決まって、近々本社に戻るそうです。そんな成功者の友人宅に、今は家族で居候する、見栄のない私。

動ける人

 

専門分野が違っても、大学時代から20数年間、お互いにお世話になりあいつつも、「追いつけないな」と思える関係も、これはこれで悪くない。

 

そんなお友達に甘えて、贅沢はできないけれど、私はとても伸び伸びと、いいバランスで楽しんでいます。

動ける人

四十にして迷わず、と言いますが、最近の自分の選択肢はシンプル化されています。

 

「いつか」は来ない。

やりたい?やりたくない?

やるか、やらないか。

作り出せた機会は、存分に楽しむ。

動ける人

 

そんな感じで、本日も「特別な今日」を、めいっぱい楽しんでまいります。

いつまでも「動ける人」であろう、と思います。

 

 

それでは皆様、また来月お会いいたしましょう。

 

こんにちは。Alexです。
 
先日、大学3年生からご連絡をいただきました。
大学教授をしている先輩からが『夏休みを使って、海外で働く道を模索したい。シンガポールを考えている』という学生がいます。きちんとした青年です。シンガポールについて、教えてください」と問い合わせをいただきました。